冬になると、バイクに乗るのが少し億劫になる。特にカワサキW650のようなネイキッドバイクは、走行風がまともに身体に当たるので、真冬のツーリングはなかなか過酷だ。
そんな冬の相棒として、長年愛用していたのが旭風防のNo.99。透明な大きなシールドに、昔ながらの布たれが付いた、なんとも昭和らしいウインドシールドだ。
初めて購入したときは、その野暮ったいスタイルに惹かれたのだけど、実際に使ってみると防風効果が素晴らしい! 冬になると、コイツがないとバイクに乗れなくなるほど気に入ってしまった。
その後、シールドの長い「No.99スポーツ」だけでなく、短い「No.99ミニ」も購入。両方を使い比べてみると、見た目はもちろん、走行中の風の当たり方やハンドルの感覚にも違いがあった。
今回は2014年から2015年にかけて書いた2本のブログをまとめ、W650への取り付けやカスタム、スポーツとミニの比較、実際の防風効果について振り返ってみよう。

カラー・サイズ・在庫を各ショップでチェック。
価格・送料・商品仕様は販売ページでご確認ください。
価格・送料・商品仕様は販売ページでご確認ください。
この記事の目次
W650に旭風防を装着!昭和のバイクを思わせる布たれ風防の魅力

旭風防といえば、やっぱりこの独特なスタイル! 透明なウインドシールドの下に大きな布たれが付いたデザインは、昔のカブやカワサキW1、ホンダCB750FOURなどを思わせる。
現代のスクリーンのように、車体と一体化したスマートなデザインではない。むしろ、少し大げさで野暮ったいところが良いのだ。
僕が最初に購入したのは、シールドが長い「No.99スポーツ」。W650用のミニタイプもあったのだが、当時はできるだけ大きくて存在感のある風防を取り付けたかったので、迷わずロングタイプを選んだ。
とにかく、ドーン! と大きな風防を付けたかったのだ。
当時乗っていたW650は、タンクを650RS W3風にペイントし、ウインカーやマフラーなども交換していた。1970年代の国産旧車を意識したスタイリングだったので、旭風防との相性も抜群!

特に気に入っていたのが、タンクの鮮やかな赤と風防の組み合わせ。W650はもともと英国車を思わせるクラシックなデザインだけど、旭風防を付けると、一気に昭和の国産オートバイらしい雰囲気になる。
カフェレーサーやスクランブラーのようなスタイルも好きだけど、こういう昔ながらのツーリングバイクの雰囲気も捨てがたい。少し野暮ったくて、どこか懐かしい。そんな佇まいが、僕にはたまらなくカッコよく見えたのだ。
旭風防No.99スポーツをW650に取り付け!角度を変えてイメージチェンジ

2014年11月、冬の寒さが厳しくなる前に、久しぶりに旭風防を取り付けることにした。購入してからすでに2年ほど使っていたので、毎年冬になると取り付け、暖かくなれば外すというのが恒例になっていた。
これまではシールドをできるだけ垂直に立てて、野暮ったさを強調するように装着していたのだけど、3回目ともなると少し雰囲気を変えたくなってきた。
そこで今回は、シールドを少し絞り、角度も前方に寝かせるように調整してみることに。イメージとしては、昔のリーゼントのようなシルエットだ。

ところが、この加工が想像以上に大変だった! 金属製のステーを曲げようとしても、とにかく硬い。普通に手で曲げようとしても、まったく歯が立たない。
結局、倉庫の土台にステーを引っ掛け、全体重をかけて少しずつ曲げることにした。さらにシールドも絞って形を調整。なんとか狙っていた角度に近づけることができたものの、翌日には筋肉痛になってしまった。
風防の角度を少し変えるだけなのに、まさかこんなに苦労するとは!

そして、完成した姿がこちら!
おお、カッコいい!!!
以前の垂直に立てたスタイルも好きだったけど、今回は少し前傾したシルエットになって、なかなか良い雰囲気。タンクもW3風に塗装しているので、パッと見ただけではW650だと分からないかもしれない。
それにしても、長年使っているだけあって、風防がずいぶん黄ばんできた。細かな傷も増えて、新品の頃の透明感はすっかりなくなっている。
でも、この使い込まれた感じも悪くない。
もともと昭和のオートバイを思わせるデザインなので、少しくたびれた姿が妙にしっくりくる。ピカピカの新品も良いけど、こういうヤレた雰囲気も旧車カスタムの楽しさだと思う。
旭風防No.99スポーツの防風効果は?冬のW650が驚くほど快適に!

さて、肝心の防風効果はどうだろう。
これはもう、文句なし!
大きなシールドのおかげで、走行中に上半身へ当たる風が大幅に減り、冬でも寒さを感じにくくなる。特に冷たい風が胸元に直接当たらなくなる効果は大きく、長時間走ったときの疲労感もずいぶん違っていた。
以前のように風防を垂直に立てていた頃は、シールドの上端から抜けた風が頭に直接当たることもあった。しかし、今回少し角度を変えてみると、風の流れが変わったのか、ヘルメットに当たる風も減ったように感じた。
走行速度が上がるほど、その違いも分かりやすい。寒い時期になると、毎年この大きな風防を取り付けたくなる理由が改めて分かった。

この日は、毎年使っていた立花のアーミーサイドバッグも一緒に取り付けてみた。
これがまた、旭風防によく似合う!
大きな風防に、昔ながらのサイドバッグ。便利な装備を取り付けているだけなのに、結果として1970年代のツーリングバイクのようなスタイルになるのが面白い。
W650は、こういう少し野暮ったいカスタムが本当によく似合うオートバイだった。
旭風防No.99ミニを購入!スポーツとのサイズや見た目の違い

それから数ヶ月後の2015年2月。冬の間ずっとロングタイプを使っていたものの、春も近づいてきたので、少し雰囲気を変えたくなった。
そこで購入したのが、シールドの短い「旭風防No.99ミニ」。
ロングタイプの防風効果には大満足だったけど、もう少しすっきりしたストリート寄りのスタイルも試してみたかったのだ。ちょうどボーナスが入ったこともあり、思い切って2つ目を購入した。

旭風防No.99シリーズのスポーツとミニは、基本的なデザインこそ共通しているものの、シールドの長さが大きく異なる。
旭精器製作所の公式製品一覧に掲載されている寸法では、スポーツが高さ460mm、ミニが335mm。その差は125mmだ。
数字だけ見ると、それほど大きな違いではないように感じるかもしれない。しかし、実際にバイクへ取り付けると印象はまるで違う。
スポーツはシールドの存在感が強く、昔ながらのツーリングバイクといった雰囲気。一方のミニは、布たれのデザインを残しながらも、車体全体がずいぶん軽快に見える。
どちらも捨てがたい!
ちなみに2026年11月現在、メーカー公式サイトではNo.99スポーツが税込17,820円、No.99ミニが税込17,160円で掲載されている。昔からある定番商品が、今でも新品で購入できるというのは嬉しい。
カラー・サイズ・在庫を各ショップでチェック。
価格・送料・商品仕様は販売ページでご確認ください。
価格・送料・商品仕様は販売ページでご確認ください。
W650に旭風防No.99ミニを装着!短いシールドは想像以上にカッコいい!

旭風防の取り付けは何度も経験していたので、交換作業はそれほど難しくなかった。
以前はシールドを前方に寝かせるように取り付けていたけど、今回は反対に、少しライダー側へ傾けるような角度にしてみることにした。
前回苦労して曲げたステーが、ここでも役に立った。

おお! こっちもカッコいいぞ!!!
スポーツと比べると、ずいぶんすっきりした印象。旭風防らしい昭和の雰囲気は残っているのに、どこか軽快で、街乗りにもよく似合うスタイルになった。
特に気に入ったのが、少し後方に寝かせたシールドの角度。前から眺めると風防の存在感は十分にあるものの、真横から見ると車体とのバランスが良い。

そして、実際に跨ってみると、もうひとつ大きな違いがあった。
ハンドルが軽い!
ロングタイプを装着していた頃と比べると、ハンドル操作がずいぶん軽快に感じられる。風防自体の大きさや走行風の受け方が変わった影響もあるのだろうけど、街中での取り回しはミニの方が好印象だった。
見た目だけでなく、乗ったときの印象まで変わるとは思わなかった。
旭風防スポーツとミニの防風効果を比較!雪の日に走ってみた

見た目はすっかり気に入ったものの、気になるのは防風効果。
ロングタイプよりもシールドが短いのだから、当然ながら寒さには弱いはず。そこで、気温5度の雪が降る日に、1時間ほどW650で走ってみることにした。
走り出してみると、やはりスポーツほどの防風効果はない。それでも、胸元にはほとんど風が当たらず、想像していた以上に快適だった。
これには少し驚いた!
一方で、頭に当たる風は明らかに増えた。ロングタイプでは上半身から頭の周辺まで風を防いでくれていたけど、ミニの場合はヘルメットに直接風が当たる。
特にシールドのないジェットヘルメットだと、冬場はなかなか厳しいかもしれない。
それでも、胸元への風をこれだけ防いでくれるなら十分に実用的。春や秋のツーリングはもちろん、服装次第では冬でも活躍してくれそうだ。
僕の場合、真冬の防寒性能を優先するならスポーツ。見た目の軽快さや街乗りでの扱いやすさを重視するならミニ、という印象だった。
雨の日は旭風防ミニが快適!ロングタイプとの視界の違い

両方を使ってみて、意外と大きな違いを感じたのが雨の日だった。
ロングタイプはシールドが大きい分、雨が降ると表面に水滴が付着し、前方が見づらくなることがある。特に長年使って傷や黄ばみが増えていた僕の風防では、雨の日に少し見通しが悪くなることもあった。
一方、ミニはシールドが短く、僕の乗車姿勢では視線の下に収まるため、雨が降っても前方の路面を直接確認しやすい。
これはなかなか大きなメリットだった!
もちろん、シールドが短くなった分、身体に当たる雨や風は増えてしまう。ただ、雨の日に関しては、大きな風防よりもミニの方が好印象だった。
実際に両方使ってみると、シールドは単純に大きければ良いというものでもないことが分かる。冬場の防寒性能ではスポーツが頼もしいけど、ミニにはミニならではの軽快さがある。
季節や気分によって付け替えてみるのも、面白いかもしれない。
W650に旭風防を装着した動画を紹介!

当時は、旭風防を装着したW650の動画も撮影した。
大きな風防と布たれの組み合わせは、写真で見ても十分にカッコいい。ただ、実際に走っている姿を見ると、あの独特なシルエットがさらによく分かる。
せっかくなので、旭風防の魅力を紹介する映像を、自分で企画・撮影・編集してみることにした。普段制作している映画とは違って、撮影するのは愛車と自分だけ。1日で気軽に撮影できるのも楽しかった。
W3風にカスタムした赤いタンクに、大きな風防。昔のカワサキを思わせるスタイルで走るW650は、今見返してもなかなかカッコいい!
W650には旭風防がよく似合う!スポーツとミニを使い比べた感想

旭風防のスポーツとミニ。両方を使ってみたけど、どちらにも違った魅力があった。
冬の寒さから身体を守ってくれるスポーツは、一度使うとなかなか手放せない。大きなシールドに布たれという野暮ったいスタイルも、クラシックなW650にはよく似合う。
一方、ミニは見た目がすっきりして、ハンドル操作も軽快。防風効果は少し落ちるけど、それでも胸元への風を十分に防いでくれる。雨の日の視界も良く、個人的にはかなりバランスの良い風防だった。
そもそも、僕が旭風防を好きになったのは、その見た目からだった。便利だからというより、昔のオートバイに付いていそうな、少し大げさなデザインが気に入ったのだ。
そして使い込むうちに、透明だったシールドは少しずつ黄ばみ、細かな傷も増えていった。新品の頃とは違う、なんとも味わいのある姿になったけど、それも含めて愛着があった。
見た目が好きで買ったパーツが、いつの間か冬のツーリングには欠かせない装備になっていた。
何より、冬になると旭風防が似合うバイクに乗っていて良かったなぁ、と毎年思っていた。
ちなみに、このW650はタンクを650RS W3風にペイントし、POSHのW1マフラーなども装着していた。W650のW3風タンク塗装については、別の記事で詳しく紹介している。
※本記事は2014年・2015年に公開した旭風防のレビューを統合し、2026年11月時点の製品情報を加えて再編集したもの。使用感は当時の記録に基づいている。
カラー・サイズ・在庫を各ショップでチェック。
価格・送料・商品仕様は販売ページでご確認ください。
価格・送料・商品仕様は販売ページでご確認ください。
クラシックバイクのある日常
愛車の写真や、走りに出かけた日の思い出を載せているんで覗いてみてね。
