ヘルメット収集家のナカモトです!今回はBELLのフルフェイスヘルメット STAR2の復刻版をレビューしますよ!
この記事の目次
BELL STARⅡの復刻版がアクティブから販売中!

時は数年前に遡ります…。
僕が地元に居た頃、近所でユーロバイクフェスタという外車バイクの試乗会イベントが開催されたので行って来たんですね。
その際、偶然アクティブさんが新商品を展示していたので、何気なく見に行ってみたんです。

おおー!!!これは!!BELL STAR2じゃないか!
当時はまだ開発段階で販売はしていなかったのですが、これが僕とSTAR2復刻版とのファーストコンタクトでした。
ちなみにBELLの名作ジェットヘルメット500TXの復刻版である「500TXJ」も展示してあったのですが、こちらは僕の頭だとあまりにも帽体が小さすぎて、被るとほっぺの辺りがスゲー窮屈でした。
そして時は経ち…ついに購入しました!
リアル店舗でしか販売していませんので、買うのが地味に大変だったですが、数年間ぶりにやっと再会出来たBELL STAR2。
レトロでクラシカルな雰囲気のフルフェイス!

ついに我が家に到着し写真を撮影に行ってまいりました!族ヘルなフォルムが激シブですね。
マッドマックスPart1に出てきそうなデザインでチョイワルな雰囲気がたまりません。
BELLスター2の被り心地は!アメリカブランドなのにフィット感は日本人仕様!?

さーて、BELL スター2の気になる被り心地を検証していきます!
これまで数え切れないほどのヘルメットを被ってきたヘルメット収集家の俺を満足させる事ができるのでしょうか!?

おおー!かなりゆとりのある被り心地です!今回、Lサイズを購入したのだが、ちょい大きいぐらいの被り心地でキツくなくて楽ちんでした。
色んな方向からBELL STAR2をお届けしますね。


ちなみに普段、僕はSHOEIのヘルメットはLサイズを使用しておりピッタリフィットなのですが、この復刻版STAR2はLサイズを選びましたところ、かなりゆとりのあるサイズ感でした。

ですので、少し僕にはサイズ大きめな気もするのですが、普段急いでいる際もスポッと被れるのため、通勤などの日常で毎日使用する際にもストレスは全く感じませんでした。
ただ、ピッタリフィットの方がいい!って方は、ちゃんと試着してサイズの合った物を購入した方がいいと思います!
フルフェイスヘルメットだけど視界は抜群!

さて!お次は実際にBELL STAR2を被って冬の田舎道を爆走!
ヘルメットに合いそうな70年代風バイクのカスタムをしているカワサキW650君で検証です!
視界が良好なのでかなり快適ですね!

さすがにアライやショウエイといった最新モデルのフルフェイスと比べると性能に差はありますが、それでも十分快適で運転していてストレスを感じることはありませんでした。
風通し抜群なので真冬は寒い!

昔ながらの設計のため、走行中に微妙に風が入ってきます。
ただこれはあくまでオリジナルをそのまま復刻していることが原因のため、仕方がないところかなと思います。
逆にオリジナルと大幅に違っていると復刻版と言えない気がしますもんね。
真冬の走行時で性能も大事にする方は気をつけた方が良いかなと思いました!

昔ながらのシールドが微妙に使いづらい!

真冬に走行してしると、信号待ち等でシールドが曇っちゃうのはバイク乗りあるあるだと思います。
BELL STAR2も、そういう時はシールドをあけて曇りを解決させるのですが、このシールドがあまり保持力が無いため、少し走行するとすぐに落ちてきてしまうのです。
つまりシールドを開けたまま長時間の走行がしづらいのです。

これが僕は地味に不便でした。シールドの留め具をキツめに絞めたりと試行錯誤をしましたが、あまり変化は感じません。
また、走行中に片手でシールドの固定部分を止めたり外したりするのも地味に大変でした。
この辺は最新のヘルメットを使用していると不便に感じると思いますのでご注意下さい。


BELL STAR2 復刻版を写真で詳しく解説!

内装は当時のまんまでかなりシンプルな作りでした。

あご紐は、一般的なDリングタイプです。

後ろにはSGマークとSTARⅡステッカー貼ってあります。ライセンス商品なのでちゃんとBELL純正というのが嬉しいですよね。

シールドはコインなどで外ることが可能です。
開口部が広いため眼鏡やサングラスと相性がいい!

日中、バイクに乗る際、僕はサングラスをかけていることが多いのですが、BELL STAR2は視界の部分が広いためかなり楽に装着することができました。なので眼鏡ユーザーの方にもオススメなヘルメットです。

あと現代のヘルメットを比べると、シールドの性能が低めなため、サングラスかけると、目が乾きにくくなるのが良いんですよね。
ちなみに僕が普段愛用しているサングラスは、レイバンのウェイファーラー。レンズも丈夫でかなりオススメなグラサンなので今度詳しくレビューしてみようと思います。

BELL BULLITTと比較!

同じBELLでも日本のアクティブさんがオリジナルをリスペクトして復刻したBELL STAR2と、アメリカの本家BELLがSTARシリーズを元にして制作したBULLITTでは、何が違うのか!?
どちらも所有している私!ヘルメットコレクターナカモトが、ざっくりですが比較してみます!
BELL BULLITTの被り心地
まずは被り心地です。BELL STAR2は、スッポリ仕様なのに対して、本家BELL BULLITTは日本人の僕には、かなりこめかみ部分がキツく感じました。
※ナカモトが所有しているのはアメリカ仕様で、現在はアジアンフィット用のブリットも販売中です。
ですので、被り心地はBELL STAR2の方が僕には合っておりました。

BELL BULLITTの走行性能
お次は実際に被って走ってみた際の感想です。
こちらは断然BULLITTの方が快適でした。やはり最新技術で設計されたヘルメットだけあって走行風はあまり入ってきませんし、シールドも保持力がありますし、開けたまま走行するのも楽勝でした。
やはりSTAR2のパワーアップ版がBULLITTって感じですね。

被り心地を優先するかオリジナリティを優先するか
オリジナルのBELL STAR2に強い憧れがあるのならSTAR2復刻版で、快適さ&機能性を求めるのならBULLITTの方がオススメという感想です!
BULLITTだとシールドの開閉も片手でラクラクですし、あご紐を止めるパーツもついているのでバタつきません。
ただし、本家のブリットは日本人だとこめかみの辺りがサイズがキツめなので要注意です!

旧車やクラシック系バイクにピッタリのレトロ系フルフェイスだ!

今回ご紹介したBELL STAR2復刻版、さすがのクオリティと懐かしいデザインで、ヤマハSR400やカワサキW650、W800、メグロK3、ホンダGB350など、個人的には日本のクラシック系バイクや旧車にピッタリのフルフェイスヘルメットだと感じました。
40年以上昔のヘルメットの復刻版のため、快適さは現代の最新ヘルメットより劣りますが、SG規格が通っていてこのシンプルで激渋な見た目ってのが素晴らしいです!

こういった通称「族ヘル」と言われる形状のヘルメットは他メーカーでもいくつが販売しているようですが、やはりBELLの正規品として販売されているってのは満足感がありますよね。

オリジナルのBELLのビンテージヘルメットを購入してリペアしたりすると、かなりの金額になりますがこちらは新品を購入しても40,000円ほど。フルフェイスにしては安い部類に入ります。
ネットでは販売していないようですので、是非お近くのバイク用品店に足を運んでみて下さい!
BELL STAR2復刻版!かなりオススメです!
